薬機法の広告表現を考えよう（美容家電編）

ここしばらく、薬機法についてのお話をしています。

さて今日は、医療機器や医薬品、化粧品以外の、

美容家電、健康家電、サプリなど

法律用語で「雑貨」と分類されるものについて、

薬機法ではどのような表現ができるのか。

考えてみたいと思います。

 

あれもこれも書くと

ややこしくなっちゃうので（汗）

的を絞って今日は

美容家電について

お話ししますね。

あなたがブログを書くときに

気をつけなきゃいけない表現について、

前回と同じく具体例を挙げて

お話ししていきますので、

ぜひ読み進めてみてくださいね♪

薬機法における「美容機器」とは

今日のメルマガでお話ししたい

美容家電っていうのは、

医療機器や医薬品ではない美容関連機器のこと。

例えば

• 美顔器
• スチーマー
• 脱毛器

などです。

楽天Amazonアフィリに挑戦中のあなたなら

一度はこれらの記事を書いたことがあるかもしれませんね(^^)

私自身のブログでも、

美容家電は季節を問わず年中売れている

とってもありがた〜〜いジャンルです♪

美容家電のブログに書いてもいいこと

美顔器やスチーマーの記事に書いてもOKなことは、

化粧品に認められている効能効果の範囲です。

化粧品に認められている効能効果とは、

例えば…
・肌のキメを整える
・肌をひきしめる
・皮膚にうるおいを与える
・肌にはりを与える
・肌にツヤを与える

 といったことです。

（ただし、事実に基づく場合のみ）

詳しくはバックナンバーの

医療機器・医薬品・化粧品等の効能効果（56項目）

を参照してください♪

↑この範囲のことであれば、ブログ記事に書いてもOK!

薬機法で美容家電の記事に書いちゃダメ！なこと

美容家電の記事で

書いてはいけないことは下記の2つ。

これらは、

「医療機器」だけに使える効能効果です。

なので、

医療機器としての承認を受けていない美容家電が、

こうした効能効果を謳った表現をしてはいけないのです。

言葉が難しいですよね^^;

例えば、

＊その他「便秘」「貧血」など日常的に身の回りによくある症状であっても使ってはいけません（> <;）

なんですね〜〜。

薬機法では「個人の感想」もダメ！ 

×　個人の感想です

とか、

×　効果には個人差があります

という言い方や注釈をよく見かけますよね。

個人の感想や口コミだったら

いいんじゃないの？　と

私も思ったんですが、NGです。

薬機法OKな表現の具体例

あれもダメこれもダメって、

じゃあ、

どんなふうに書いたらいいんでしょう^^;

具体例を挙げてみますね。

まずは、

先ほども書いた

「化粧品に認められている効能効果の範囲」。

↑こういう表現はOKでしたね。

 

だけど、

みんながみんな同じことを書いていたら

たくさんあるブログ記事や広告の中では

埋もれてしまうし、つまんない。

 

「効能効果」を書こうとすると

NGも多くて難しいので、

あえて効能効果には触れずに、

・未来のこと　や

・ふんわりとしたイメージ

を書くと良きです。

 

例えば、

美容家電で有名なパナソニックやヤーマンの広告を見てみると…

↑こんな表現が使ってあります。

「シミが〜」とか「シワが〜」とか、

部分的なことを言わずに、

「なめらかつるん」とか

「美人習慣」とか。

具体的に何にどんな効果があるのかよくわからないけど、

「なんかよさそう！」

「きれいになれそう！」っていう

イメージだけで訴求しています。

また、

「スベスベ肌へ」

「クリアな肌へ」

という表現は、

イメージ戦略とともに、

将来的にこういう肌になるといいな〜　という

未来への希望を述べているんですね。

（過去にできてしまった）シミを消します！

（過去にできてしまった）シワを減らします！

という書き方をするとNGになってしまうので、

（将来的に）スベスベ肌へ！

（将来的に）クリアな肌へ！

…というふうに未来のことを書くといいです。

薬機法の広告表現（美容家電編） まとめ 

今日は、美容機器の薬機法表現についてお伝えしました。

念の為に注意事項ですが、ここでご紹介しているのは、薬機法のほんの一部です。

ぜひご自身で一度確認してみてくださいね。

↓私はこのサイトが分かりやすかったです。

>> 薬事法広告研究所

↓ガチで詳しく調べたい方はこちら

>> 厚生労働省